[ 7 東京豪華よりお知らせ]
2012年1月 2日 16:32

東京豪華Vol.15 ほたるのいた夏

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東京豪華エンタテインメントVol.15



ほたるのいた夏



青山円形劇場

2012.5.3(木)〜5.6(日)


脚本/作詞/作曲/編曲/振付
NATSUMI


演出
大西 淑博

主演
coming soon !!



---あらすじ---
『これが最後だと分かっていたら、あなたは大切な人に何を伝えたいですか??』
その別れは突然訪れた。善行は32歳独身。仕事もそこそこ、遊びもそこそこ。今は1年程彼女もなく、でもやっぱりそこそこな毎日を過ごしている。母親は善行が物心の付かないうちに出て行ってしまった。それもこれも、お調子者で、いい加減な父、善継が原因だった。そんな父に愛想を尽かして出て行った母親とは、たまに会う事も出来るのでさほど寂しい想いをしたという記憶はない。基本的には父と2人で生活してきた。10代も半ばを過ぎた頃から適当でいい加減な父親に嫌気がさして善行は家を出た。それから今日まで決して交流が途絶えたという訳でもなく日々に追われながらも盆と正月には顔を出す程度のごくごく普通の付き合いをしていた。父親の年齢もまだまだ元気な60代。まさか、これが最後になるなんて思ってもいなかった・・・
父、善継が死んだ。享年63歳。あまりにもあっけなく、あまりにも早すぎる死だった。死因は窒息死。もったいないと正月の残りの冷凍してあった餅を食べた所、詰まらせてしまった。本人も、予期せぬ事だった。予期せぬ別れは誰にも起こりうるものだ。そう、夏凪や、ハルも例外ではなかった。夏凪は元々おっちょこちょいでおっとりしている節があった。その日は、遅くなると分かっていながらベランダに洗濯物を出しっぱなしで出かけてしまい、帰宅して慌てて洗濯物を取り込んでいた。その時、突風に見舞われ、バランスを崩した夏凪はそのまま3Fのベランダから転落・・・
ハルはいつものように大好きな冬子と散歩をしていた。いつもの川沿いの土手を歩く。冬子はとても楽しげで、そんな冬子を見るのがハルにはとても幸せな事だった。冬子曰く、最近素敵な彼氏が出来たらしい。ハルは冬子のペットの犬だった。オス犬のハルにとって少々複雑な想いがあり手放しで喜べる事ではないながら、嬉しそうな冬子を見るのはやはり嫌なものではない。
彼氏が出来てからというもの、少々ハルと過ごす時間が減っていた事もあり、何とか前のように構って欲しいと思っていたハル。そんなとき、河原から助けを呼ぶ声がした。子供が川に落ちて溺れている。ここで、良い所を見せればきっと、以前のように冬子が構ってくれるようになる!!脇目も振らずに川へ飛び込むハル。川岸に必死で子供を引き上げると、ハルはそのまま力つきてしまう・・・

場所は変わって、ここは善継の葬儀場。とどこおりなく式を済ませた息子・善行と、その幼なじみの親友・秋二が一息ついている。善行は、さっきうたた寝していて見た夢の話をする。善継が夢に現れたのだという。秋二は、善継の善行への思いが夢枕に現れたのだと信じて疑わない。善行は科学的根拠の無いコトや、迷信の類いは一切信じない主義の人間で、夢に善継が現れたのも、この数日のお通夜や葬儀で善継の事を考えているから夢にも見たというだけの事だと。
そんな話をしていたところに秋二の電話が鳴る。それは、彼女である夏凪からの電話。ちょっと、ばつが悪い出来事があったからと代わりに電話を取る善行。電話の主は、夏凪の母だった。3日前に不慮の事故で夏凪が死んだという連絡。秋二も善行も、あまりの突然の事に驚きを飛び越えてリアルに事を受け止められず、どうして良いのやら下手すりゃどっきりなんじゃね??という結論に至る始末。。。そんな頼りない2人の所に、突然現れるハル。人懐っこい笑顔を向けて、秋二をぼこぼこにする・・・


再び場面は変わり、ここはあの世。厳密に言えば、あの世のエントランス。それぞれに、それぞれの想いを抱えたまま死んでしまった2人と1匹。
天国の入り口で2人と1匹は出会い、死んでから俗にいう49日の間に残して来た大切な人への思いや、未練を払拭し無事に成仏するために、ちょっと東北訛りの強い天使の指導のもと、よくあるベタな死者のルール『見えざる、聞こえざる、触れられざる』という、どっかの観光地で聞いたようなスローガンに基づいて2人と1匹は奮闘する。とは言っても、生きている人と何らかの形でコンタクトをとる術が無ければ死んでも死にきれないというもの。。。ってゆうか、死んでるんですけどね。それはさておき、死後の世界があの世とするならば、この世の人とコンタクトを取ったり、思いを伝える手段はいくつかあるもので、1つは「思いを伝えたい相手の事を考えると、その相手の夢枕に現れる事が出来る(雑念が混ざると、変な夢になっちゃう)」2つ目に「天使が一緒にあの世からこの世に滞在している時は、物音を立てる事が出来る(俗にいうラップ現象を起こせる。物を動かす事も可、天使のみ。)」そして3つ目に「あの世に逝く際にやっていたもの以外に化けることが出来る。(例えば、人間として生きてた者は人間以外に。犬として生きてきた者は犬以外にといった具合。生まれ変わりも希望により可。)」
その手段を早速利用して、犬のハルは念願だった人間に変えてもらい、冬子ちゃんの元へ。。。
しかし、なかなか犬で居た事が長いのもあり不審者扱いされてしまい、思いを伝えるどころか怯えられてしまう。夏凪は、天然がたたり、まず自分が死んだという事になかなか理解出来ず、やっと死んだ事を理解したところで彼の浮気が発覚!未練を果たすどころではなくなってしまう。そして、善継は「別に、俺は未練という未練はないよ。ただね〜、最後にお別れぐらいしたかったな〜ってね。息子に・・・」この無慈悲な条件の中、善継は別れを告げる事も出来なかった善行へ、夏凪は結婚を考えていた秋二へ、ハルは飼い主の冬子へ、想いを届け、未練を払拭して無事に成仏する事ができるのだろうか?!あなたなら、これが最後だと分かっていたら大切な人に何を伝えますか??